白バック覚え書き

ぷらなりあ(@himeyokobai)の日記。

透明な翅をもつやつ

久々すぎる投稿です。

物心ついてから日記とかこういう系のやつ続けられたことがありません。

 

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ブログのタイトルも変わりました、結局白バックのことしか書いてないじゃん!って思ったので。

 

まあタイトル変えたからと言って内容も更新頻度も変わんないと思います。

更新頻度は変えたいです。

 

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早速本題へ。

 

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じゃじゃん

カトリヤンマです。自信作です。

虫の説明は省略します、そういう趣旨のブログではないので。

 

今回はこの写真をもとに「透明な翅を持つ虫の白バック」について書いていきたいと思います。

 

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初めに結論書く系で行きたかったんですけどまとめる能力がないので順を追って説明していきます。

 

あくまでも今使っているカメラ、撮影セットでの設定などを書いていくため、直接の参考にはならないかもしれないです。

じゃあそのセット書けよって話なんですが。

とりあえずamazonで3000円で外部ストロボを買ってヤマザキ春のパン祭りに参加しましょう。

 

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まず撮影。これが一番難しくて一番重要。

トンボは前後左右に奥行きのあるフォルムをしているため特に難しいです。

 

確実に満たしていないといけない条件は「翅の輪郭を白飛びさせず、かつ暗すぎないこと」。

 

2枚写真を貼ります。上が成功例、下が失敗例です

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絞り値f/10 露出時間1/200 ISO-640

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絞り値f/10 露出時間1/200 ISO-160 

絞り、シャッタースピード、ISOしか書いてないのはちゃんとカメラの勉強をしたことがないので何を書けばいいのかわからないからです。

 

二枚についていくつか。

  • 絞り値は特に比較はしてないですがなんかf/9~11がしっくりきます。前後が長い虫なので好みのボケ感に調整しましょう。
  • 上のほうがISO高いのに暗い?!ってなると思いますがこれは外部ストロボの角度の問題。手前にあたりすぎない角度に調整すると手前側に来る翅を白飛びさせず、微妙な影を残すことができます。あまり後ろすぎると今度は奥の翅が飛びます。
  • よく見ると頭部胸部は上の写真のほうが明るく写ってることがわかります。上に書いたことと多少被りますが光の中心が頭部胸部あたりに来るようにすればいいのかもしれません。光の中心ってなんだよって感じですが。

 

ぶっちゃけこれは自分でいろいろ調整してみるしかないですね。

いくらやっても白飛びしちゃう…ってなったら思い切って暗めに撮って編集でゴリ押していきましょう。

 

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ではそのゴリ押し編集です。

 

上の写真でもわかるようにいつもの白バックより明らかに暗めに撮っています。

あの翅を残すには暗く撮るしかないんです。

ってことでいつもより編集がだるいです。

 

丁寧に説明していきたいと思います。

ちなみに使っているソフトはフリーソフトGIMPです。

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1、トリミング

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結構重要です。

トリミングがダサい写真はいくら編集してもダメ。

まあ好みの問題なので飛ばします。

早速丁寧じゃなくなってます。

 

2、確認

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トーンカーブをいじってどんな感じか見ます(語彙力)。

トーンカーブ?なにそれおいしいの?」って人は上の方の「色」ってとこクリックすれば見つかると思います。

「なにこの青暗い写真」って思った人はグラフを適当にいじればこんな感じになります。

何を隠そうこの俺もトーンカーブについてよくわかっていないのだ。

 

翅脈は白飛びせず写せていることがわかります。

なんかゴリ押しできるレベルの暗さだ!と 思ったら進めていきましょう。

白飛びして翅脈消えてたり、暗くしてみたときに翅にかかる影が大きすぎたりしたら素直に撮り直しましょう。

 

3、おおまかに仕上げる

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右上の影をブラシツールで消しました。

明らかに要らない影は早い段階で消しちゃいましょう。

 

影を大まかに消したらトーンカーブで明るさを調整。

翅脈がだいたい見える、ぐらいの暗さに調整しました。グラフを見るとわかると思います。

 

後は残った影をブラシで根気よく消していきましょう。

「そんなことしてんのかよ…」って思うかもしれないですが、そんなことしかしてないです。

 

だいたい消したものがこちら

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なるべく自然な感じになるように心がけましょう。

ブラシの透明度・サイズの調整がカギです。

コツはなるべくブラシを大きめで使うことなんですが、これは慣れなので頑張ってください。

 

4、消し残りをなくす

上の段階のものをトーンカーブいじって見てみましょう。

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こんな感じです。翅周り、腹部周りに結構残ってることがわかります。

これを同じようにブラシで消していきましょう。

 

消したものがこちら

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完璧ですね。

 

5、仕上げ

さっきの段階でほぼ完成ですが、彩度・コントラストなど気になるところを調整しましょう。

実は下の写真は最初に完成体としてあげた写真の気になったとある点をだいぶいじったものです。見比べてみたら面白いかもしれません。

 

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多少の操作でも印象はがらっと変わります。

例えばごみとり。

上の写真でも口元になんかついてるのが見えます。見えるものは消しましょう。

今回はやってません。めんどくさかったので。

またいずれ書きます。

 

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結構ちゃんと書きました。

参考になれば嬉しいですが参考になりそうにない文章です。

 

結局「透明な翅を持つ虫」についてというより、ただこの写真の編集過程を書いた感じになっちゃいましたが、要するに

  • 白飛びしないように撮影。思い切って暗めに。
  • ストロボの当たり具合の調整が一番のポイント。いろいろいじってみるしかない。
  • 何度も確認しながら根気よく自然な感じにブラシで消す。ブラシは大きめで使うこと。

 こんな感じでしょうか。

ツノトンボ系カゲロウ系とかは翅の向く方向が全然違うのでまた調整が面白いかもしれません。

奥行きがトンボより少ない分高さがあるので上と下にできてしまう明るさの差が難しそうです。

 

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なんか最近GIMPが楽しくて白バックやってる感じになってます。

GIMPでお絵描きなんかもしてます。

フリーのくせに神過ぎるソフトなのでぜひいろいろいじってみてください。

これからもGIMPの可能性を追求していきたいですね。

 

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次はお皿についての記事を書こうかなと思ってます、この前の遠征でお皿を忘れたときにいろいろ思うところあったので。

いつになるかわかりませんが楽しみにしててください