お久しぶりです。
最近なかなかブログを書こうと思える暇がないです。
暇はあるんですけどね
・・・・・
昨日久々に深度合成にチャレンジしてみました。
お金がないので当然微動ステージなんか買えません。
自動でパシャパシャやってくれるやつなんかも買えません。
お高いソフトも買えません。
でもこれくらいのものなら撮れます。
今回はそういう話です。
・・・・・
以下、
1、前提
2、セットの内容
3、撮って編集
の順で説明していきます。
・・・・・
1、前提
まず「何を撮るか」です。
微動ステージがないので正確な、細かい操作はできません。
いいカメラも使ってません。
よって小さいやつは撮れません。以上です。悲しいですね。
2、セットの内容
さあおまちかねセット内容です。
カメラは外してあります。
わかりにくいので色分けして順に説明していきます。
逆にわかりにくい。
〇全体的なこと
土台はちっちゃい踏み台みたいなやつです。
リビングの一角でセットしました。
母親が歩くたびに「今撮ってんだからそぉっと歩いてよ!」と叫んでました。迷惑ですね。
カメラはなんでもいいと思います。
今回はCanon EOS M3で撮りました。レンズは純正のミラーレスのマクロのやつです。
本体は中古で30000円あれば買えます。だいぶ型落ちなので安い。
①ストロボ(赤)
前も紹介したことがあると思いますが、Amazonで一個3000円で買えるやつです。
この前は2つで4800円で売ってました。最高ですね。
この激安中華ストロボにクリアファイルにコピー用紙を挟んだディフューザーを写真のようにくるっとくっつけます。
これを中央の標本を置く台の左右になんとかして固定します。
このときは片方は壁に吊るし、もう一方は兄のぐにぐに動くスマホスタンドを借りて挟みました。角度が調整出来て便利ですがクリップを固定するねじをぶっ壊して怒られました。
これで左右から柔らかい光が当てられるようになります。
これをカメラの内臓ストロボによるスレーブで発光させます。
②標本を載せる台(緑)
百均の半透明な小物入れに白い紙をひいています。
こうすると影が容器底にできるので写真に影が映りこみません。
上に載ってるのは標本を覆うディフューザーです。あとで説明します。
③三脚(黄)
ここにカメラを下向きに固定します。
特筆する必要があったか、ってぐらい普通のことです。
④微動ステージの代用品(青)
おまちかね微動ステージです。
なんとカメラのレンズを使用してます。
これを思いついたときは我ながら天才かと思いました。
今回の記事はこれがいいたかっただけみたいなとこもあります。
これをぐるぐると手動で動かしていくんですが、なめらかに動き、なんか微妙にメモリみたいなのついてるのでかなり使い勝手がいいです。
⑤リモコン(紫)
リモコンなしで撮ってた頃もありますがシャッターきるときの手のブレがもろに伝わってしまうのでやっぱりあったほうがいいです。
純正は高いですが中華製の互換性のものがAmazonで送料込みで180円ぐらいで買えます。意味わかんないですね、中国。
以上、セット内容でした。
いろいろ代用できるものはあると思います。
3、撮って編集
台の上に標本を置いて撮ります。
さっき少し出てきた標本を覆うディフューザー、あれはコピー用紙で作りました。
形も写真の通り筒状に丸めて折っただけです。
なるべく標本に近くなるように縦横の幅を調整するとうまくいくと思います。
標本を囲んでいるディフューザーの上縁がカメラのレンズ(撮影してるほう)に当たるぐらいまで台を上げ、その状態で虫の一番低い部分にピントを合わせます。
その状態からレンズ(台の方)を回転させて下げていくことで複数枚のピントのずれた写真を撮っていきます。
この写真のように、レンズの伸びしろが虫の厚さ分ぐらい無いと下げきれなくておしまいになっちゃいます。
コツはいちいち台から手を放すことです。
台への手の押さえつけが標本の位置のずれにつながります。
中間あたりの写真がこちらです
無編集でもなるべく背景が白飛びするぐらいの設定で撮っています。
右下少し影できちゃってますが。
F値は小さすぎないほうがいいらしいです。
枚数は15枚~20枚になるようにしました。
脚は薄いので脚のあたりはなるべく台を細かく動かし、背面あたりはだいぶ大雑把にやりました。
撮れたら合成です。
無料のCombineZPを使います。
これは以下のサイトを参考にしてください。
https://sites.google.com/site/myrmekophilos/czm
めちゃくちゃ詳しく説明されているのでありがたい限りです。
合成したものがこちら
これを編集していきます。そう、GIMPで。
1まずは写真をまっすぐにして、トリミングします。
結構重要です。パッと見の印象の問題ですね。
赤線が正中線になるように微妙に回転させました。
2、背景を飛ばす
いつものようにまず大雑把にブラシで背景を消してから
トーンカーブで飛ばします。
このへんは白バックのときと同じです。
3、ゴミとり
ここも白バックとおなじなので省略します。
・・・・・
最後の方だいぶ端折りましたが完成です。
十分ですね。
おまけ↓
今回はたいした道具なくても深度合成撮れるよっていう話でした。簡易的なものだけどね。
結局なにが一番大事かって言われたら展足だと思います。
圧倒的に印象を決めます。左右のちょっとのずれでも恥ずかしく写っちゃいます。
上のアキクロも触角ずれてるの、恥ずかしいですね。
・・・・・
話は変わりますがオサムシ白バックポスターの販売を始めました。
planaria-photo.booth.pm/items/1715247
2019年の集大成です。めっちゃお得です。
部屋に貼ってから永遠に眺めてます。
オサムシのある生活を是非。
・・・・・
以上です。
ありがとうございました。