ブログモチベが高いです
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今回はTwitterにちょくちょくあげていたアメンボの黒バック深度合成の編集法について書こうと思います。
大型のものはそんなに難しくないので今回はケシカタビロアメンボを例に紹介していきます。
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まず採集、これが一番ムズイ。本土だとまだ4種しか見たことない
魅力的な被写体としてアメンボを集めてるだけなので一向に詳しくもならない
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おおまかな手順としては
- 撮影
- ソフトでの深度合成
- パーツごとに手動で合成
- 黒抜き編集
となります。
撮影については今回は省略。
省略というよりやっていることが脳筋パワープレイなので書くことがない、という感じです。
簡単に書くと
- シャーレにケシカタを浮かせて、下に黒い布(ハイミロンなど)を敷く。もしくは底を黒く塗った容器に入れる。話題の真っ黒塗料、黒色無双で塗るとかなり良かった。水の厚さ分があるのでそこまでちゃんと黒いものでなくてもおそらく黒く潰せる
- 両側、もしくは上からストロボを当てる。いつもの生態写真の組み方で試してもうまくいったので、水の厚さ分がちゃんと機能してくれるようになるべく背景に光が当たらないようにすればここはなんでもいいはず。ディフューズはしっかり。
- あとはカメラを手で上下させて深度合成のセットをいくつも作る意識で何枚も撮る。ピコピコ歩いてるケシカタちゃんが止まった瞬間を狙う。
といった感じです。とにかくたくさん撮れば何枚かはちゃんとしたカットがあるはず。
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1、撮影した写真から深度合成のセットを選択し、ソフトで深度合成
今回はファイル名から計算して387枚、ピンボケのものを消して159枚撮影しました。
正直無駄ですが、念のため。
ここからちゃんと上から下までピントが合っている一連のセットを探します。
撮影の際に深度合成のセットを作る意識で、と書いたのはこのため。
深度合成には有料ソフトの「Zerene Stacker」を使用しました。
有料ですがマジおすすめ。
グソクムシの記事で使っていたCZPは動く被写体にはよわよわなので手持ち深度合成するにはZerene は必須です。
有料ですが。
学割(?)的なのがあるので学生なら安く買えます。
買い切りなのもありがたいところ。
今回はなんか割と止まってくれる個体だったので何セットも使えそうなのがありましたが、明るさ、角度も考慮して3946~3953の8枚のセットを使いました。
合成した写真を以下便宜上”核写真”と呼びます。
2、深度合成したものをGIMPにインポート、ピントの合っていないパーツを確認
Zerene で合成した核写真を保存、GIMPにインポートします。
なんと、ピントが合っていないパーツがありませんでした!
止まってくれた優良個体かつ撮影技術の向上が原因です()
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普段ならここから核写真のピントが合ってない部分に大量のストックからそのパーツにピントの合っている部分を切り取り、貼り付け、という作業を行っていきます。
大量の写真を撮影したのはこのため。
正直メインの書きたかった作業はここなので悲しい。
またいつか初見ケシカタが見つけられれば書きたいと思います。
ちなみに冒頭にあげたマダラケシカタビロアメンボのメスのレイヤーはこんな感じになっています
下から
核写真
背面
大まかな脚
フセツ
以下たいせつ、けいせつ、ふせつ、触角など…
というような感じになっています。
撮ったのはだいぶ前ですがレイヤーから苦労が見られます。
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この後の操作をまとめて書いていくと…
これは角度を統一するため。並べたい写真を編集するときには大切。
あとは通常の黒抜き作業
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ただ深度合成して黒抜きするだけの記事になってしまいました。
またいつか、いつか必ず切り貼りの部分を記事にしていきたいです。
それでは。